テクニカルガイド
冊子の基本構成
製本サイズ
冊子にした仕上がりの規格サイズは下記の通りです。
※横置きは別途お見積りいたします。
※塗り足しを必要とするデザインのデータ作成サイズもご案内致しております。

- ※ 変形サイズは数字で指定頂ければ製作出来ます。
- ※ 基本は縦置きです。横置きは別途お見積いたします。
綴じ方向
本・冊子には縦書きと横書きがあります。
基本的な綴じ方向は縦書きは右綴じ、横書きは左綴じになります。


部数
製作部数によって適した印刷方法があります。
適正部数はコスト面から算出しています。
- ※ オフセット印刷は10 部~ 50 部単位での増減は、料金にあまり変動がございません。
- ※ オンデマンド印刷は1部単位で料金が変わってまいります。
印刷方法 | 品質評価 | 適正部数 |
---|---|---|
オフセット 印刷品質 | ![]() 評価 5 |
600部 ~ 10,000部 |
オンデマンド 印刷品質 | ![]() 評価 4.5 |
600部以下 |
印刷方法 | 品質評価 | 適正部数 |
---|---|---|
オフセット 印刷品質 | ![]() 評価 5 |
400部以上 |
オンデマンド 印刷品質 | ![]() 評価 4.5 |
400部以下 |

ページ数
ページとは、1 枚の紙の片面を 1 ページと数えます。
通常、冊子印刷は本文用紙に両面印刷をしますので、1 枚の紙は裏表で 2P をカウントします。

表紙を除いたページ数をご指定下さい。白紙ページもカウントしてください。
表紙を除いたページ数をご指定下さい。白紙ページもカウントしてください。
カラーページを連続した 4P 単位で追加できます。
※中綴じ製本の場合はご相談下さい。
必ず奇数ページからカラーになるようにしてください。
偶数ページからのカラーはできません。
(4P分一組ですが両面印刷となるため8P~ 11Pや10P~ 13Pをカラーページには出来ません。)

A4冊子の製作はA3サイズより一回り大きな用紙1枚で4P分を一緒に印刷します。

※8P又は13Pもカラーにする場合は8P分で二組の料金が必要となります。
多ページをカラーにする場合は別途お見積もり致します。
表紙を除いたページ数をご指定下さい。
カラーページ、モノクロページ、白紙ページのそれぞれページ数をご指定下さい。
※中綴じ製本の場合はオールカラー、オールモノクロでの製作となります。
カラーモノクロ混在はご相談下さい。
本文用紙
厚いものは表紙にもご利用頂けます。
オンデマンド印刷はどの用紙でも同じ発色で印刷が出来ます。
種類 | 特徴・用途 | 厚さ |
---|---|---|
上質紙 | 非塗工紙。最も一般的な用紙。カラー印刷は発色に沈みがありますが、文字中心のモノクロ印刷は文字が読みやすいです。 | 55 ㎏・70 ㎏・ 90㎏・110㎏・ 135㎏・180㎏ * |
マットコート紙 | 光沢の低い塗工紙。落ち着きのある上品な質感。写真も綺麗に印刷できて、低光沢のために文字が読みやすいので写真と文字の混在が多い冊子に最適です。 | 70 ㎏・90 ㎏・ 110㎏・135㎏・ 180㎏ *・220㎏ * |
書籍用紙 | 自費出版や書籍などによく使用される。淡いクリーム色の用紙です。 | 62㎏・72.5㎏・ 90㎏ |
コート紙 | 光沢のある塗工紙。紙にコート層の塗布をして写真などの再現性を重視して作られた印刷用紙です。 | 73 ㎏・90㎏・ 110㎏・135㎏・ 180㎏ *・220㎏ * |
色上質紙 | 上質紙をベースにした色紙です。表紙やトビラ用紙に最適です。 28色ご用意しております。 ※モノクロ印刷のみの対応となります。 |
中厚口・厚口 特厚口・最厚口 * |
- ※ 厚さは四六版での表記です。A判でも同じ表記で結構でございます。
「*」は表紙専用です。
表紙印刷
表紙は片面印刷で表1・表4が印刷されます。
表紙をめくった裏に印刷がある場合は表紙裏面(表2・表3)を選択してください。

- ※ 表紙の大きさは製作サイズが、B5はB4+背幅。A4はA3+背幅となります。
- ※ 背幅とは本文を重ねた厚さです。上質紙70 ㎏を使用し100Pで約5mm になります。
- ※ 背文字とは縦書きでタイトルや執筆者又は発行元などを印刷します。
(ページ数 ÷2)× 用紙の厚さ」です。
例)上質紙 70kg で 100P の場合「(100÷2)×0.09=4.5mm」 4.5 ~ 5mm の背幅となります。
用紙の厚さは下記の通りです。
上質紙55kg:0.070mm
上質紙70kg:0.090mm
上質紙90kg:0.120mm
上質紙110kg:0.150mm
書籍用紙62kg:0.080mm
書籍用紙73kg:0.100mm
書籍用紙90kg:0.120mm
マットコート70kg:0.075mm
マットコート90kg:0.100mm
マットコート110kg:0.130mm
コート73kg:0.060mm
コート90kg:0.080mm
コート110kg:0.090mm
表紙用紙
表紙専用紙です。
種類 | 特徴・用途 | 厚さ |
---|---|---|
アートポスト紙 | 光沢のある塗工紙。写真などの再現性を重視して作られた厚めの印刷用紙です。 | 160㎏・180㎏・ 200㎏・220㎏ |
マットポスト紙 | 光沢の低い塗工紙。落ち着きのある上品な質感。写真も文字も綺麗に印刷できる厚めの印刷用紙。 | 160㎏・180㎏・ 200㎏・220㎏ |
特殊紙 「レッザク66」 |
凹凸のあるエンボス調で、皮しぼ模様にソフトな質感が特長のファンシーペーパー。 ※モノクロ印刷のみの対応となります。 |
130㎏・175㎏・ 215㎏ |
特殊紙 「みやぎぬ」 |
平安時代の貴族女性の宮廷における衣服であった「唐衣裳装束」をモチーフに、その色合いと風合いを気品高く再現したファンシーペーパー。 ※モノクロ印刷のみの対応となります。 |
130㎏・170㎏・ 200㎏ |
- ※ 厚さは四六版での表記です。A判でも同じ表記で結構でございます。
- ※ その他の特殊紙などは銘柄を指定頂ければ対応致します。
製本方法
※丁合(本文)をページ順に重ねていく作業
- ・報告書
- ・論文
- ・抄録集
- ・要旨集
- ・文庫本
- ・マニュアル
- ・記念誌 など

印刷済み本文を 1 枚ずつ重ねる丁合方法です。
96P の本なら 48 枚の本文用紙を重ねます。
印刷方法がオンデマンド印刷の場合は通常ペラ丁合となります。

- ・記念誌
- ・書籍
- ・文庫本
- ・論文
- ・写真図版 など
アジロ無線綴じ製本とはページ折り作業を入れた製本方法です。
アジロとは大きなミシン目の様なものでアジロに沿って折ります。
本文と表紙を綴じる工程は上記の無線綴じ製本と同じですが、本文をページ順に重ねる前にページ折り作業を入れます。
ページ折り工程を入れたことにより本を開いたとき隣の用紙と繋がっているので抜けにくくなり、本の開きが良く強度が上がる製本方法です。
印刷済み本文を2つ折り4つ折りまたは8つ折りにしてページ順に重ねる丁合方法です。
本文96Pで4つ折りなら12枚の本文用紙、8つ折りでは6枚重ねます。
印刷方法がオフセット印刷の場合は通常折り丁合となります。
オンデマンド印刷でも可能です。





見返し付き製本はアジロでの折り丁合が本物です。
無線綴じ製本は構造上、表紙と本文の間が割れやすくなっています。本が壊れていくのを防ぐのが本来の見返しの役目です。
しかしながら、近年の製本機は割れないようにする技術も進んでいますので、ペラ丁合で製本しても通常使用には問題ありません。
しっかり作りたい記念誌、何度も本を開き長い間愛用する書籍、厚い用紙を使用したものなどは見返しを付けて本物の本を作ってはいかがでしょうか。

- ・総会資料
- ・テキスト
- ・マニュアル
- ・情報誌
- ・フリーペーパー
- ・大会プログラム など



中綴じ機は丁合作業と同時にステッチで止める機械や、部数が多いものは折り作業のあと鞍掛け方式で丁合した後ステッチで止める機械の2通りの方法で製本します。
色トビラについて


表紙 PP 加工

見返し付製本

折り込み
